普段何気なく飲んでいるお茶。
このお茶も、ほんの少し入れ方を工夫するだけで全く違った飲み物になります。
堅苦しいルールは要りません。特別な道具も要りません。ほんの少しだけ手間を掛けて淹れてみてください。

ここでは御質問の多い玉露の淹れ方を中心に解説していきます。

山田園玉露「國の冠」を使用します。

1.茶葉の量を量る。

分量を量るために茶則(ちゃそく)を使うと便利です。

ここでは錫の振出を使っていますが、なければ小さな茶缶を使っても結構です。
茶葉の量は通常の急須で8〜10gぐらいを使用します。

山田園の専用急須(120cc)であれば5グラム程度で美味しく入ります。

あくまでも目安ですが、通常水100ccに対して10g程度が良いと思われます。山田園の専用急須をお使いになれば急須7分程のお湯に対し5gがお店のお奨めの分量です。

2.茶葉を急須に入れる。

蓋をすぐ閉められるように左手に持ち、ササッと茶則からお茶を急須に移します。

3.急須にお湯を入れる

お湯は必ず一旦沸騰させたものを用いてください。お湯が冷めて湯気が引いたら、ゆっくりと細く注ぎます。分量は80cc程度。お湯を入れたら素早くに蓋をしてください。

玉露の場合は湯冷ましを用いても結構です。
薬缶は金属性より焼き物の方が美味しく淹いります。

一番多い質問はお湯の温度です。

通常、煎茶の場合70〜85度、玉露なら60〜65度ほどで淹れると良いでしょう。

専用急須の場合、煎茶なら70度、玉露なら40〜60度で淹れるといちばん美味しく入ります。

煎茶なら1分ほど、玉露なら3分ほどおいてください。
低温で淹れても水っぽくならないのが宜興朱泥の特色です。時間をおけば水からでも淹れることができます。
4.茶碗につぐ

お茶が均等になるように重繰りに注いでいきます。
最後の一滴まで注ぎきります。

この手順でお茶を淹れれば甘くてトロッとした本格的な煎茶が楽しめます。
5.茶托に茶碗をのせて御客様にお出しします。

お茶は3煎ほど美味しく入ります。
一煎目で薫りを、二煎目で味を、三煎目で茶韻をお楽しみ下さい。





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